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4–7 September, 2019

イリーニ・ヴラフー

イリーニ・ヴラフーはブリストルとアテネを行き来する書体デザイナー。画家やバイオリニストとして生計を立てるのに失敗したのち、天職を見つける。彼女は自身の汚い手書きと地元の特産品のオリーブの恐怖を物ともせず、ギリシャ書体デザイナーを目指すようになる。2004年にはレディング大学の書体デザインコースを修了し、書体デザイナーおよびコンサルタントとして様々な書体ファンダリーとコラボレーションする。現在タイプトゥギャザーにてカスタム書体製作および販売用書体へのギリシャ文字追加を担当している。チームきってのフォントマニア。

ATypI Tokyo | Thursday, 5 September, 2019 | 16:30 – 16:50 | Miraikan Hall

パラメーターベースのウェブフォールバックフォント

Talk | Presented in English

多言語組版において、欧文ありきで作られたグラフィックアイデンティティが他の文字に適用されるのはよくあることで、各言語で選ばれるフォントは元の欧文と似ていないケースが多々ある。ウェブ上では特にその問題が顕著で、ウェブデザイナーが意図していなかった文字が使用されることがあり得る。その基本的な対処法は文字セットがさらに大きな書体をあらかじめ選択するか、必要な文字をカバーするために拡張セットを作る方法のどちらだが、現実的ではないことも多いだろう。そのことを念頭に、デヴィッド・バーロー作のパラメーターベースのフォントからアイデアを拝借して、ギリシャ文字のバリアブルフォントを用いた実験的なシステムを紹介する。ギリシャ文字書体がない場合のフォールバック対策として、使われている欧文フォントを分析し、それにマッチしたギリシャ文字フォントを表示するという仕組みだ。その分析内容はステム幅、キャップハイト、xハイトなど様々。専用に作られたギリシャ書体の品質には及場内が、単純にシステムフォントにフォールバックするのに比べれば遥かに目にやさしい解決策である。

Presented by ローレンス・ペニー, イリーニ・ヴラフー